WiMAXとは?メリットとデメリット

WiMAX

WiMAXとは、
「Worldwide Interoperability for Microwave Access」
(ワールドワイド・インターオペラビリティ・フォー・マイクロウェーブ・アクセス)
の略称です。

従来の無線LANよりも広いエリアで使えて、
高速通信ができるようになった、
無線通信技術の新しい規格のことです。

高速・大容量の、どこでもインターネットが利用できる
モバイルブロードバンド・サービスです。

 

 

動画のような重いデータ通信も、ストレスなく、
さくさく見ることができます。

WiMAXのメリット

・震災時でもつながる
・複数の機器と接続して、
インターネットの回線を1本化できる
・スマートフォンなど端末機器の電池の持ちが良い
・利用制限がない
・工事、配線が不要
・月々の通信料金が安い

WiMAXのデメリット

・光回線などの固定回線に比べると
通信速度や安定性で劣る
・バッテリーの持続時間に限りがある
・WiMAX端末を常に持ち歩かなければならない
・利用可能エリアに注意する必要がある

それでは、メリットとデメリットを詳しく説明していきます。

・震災時でもつながる

2011年、大震災の当時、DoCoMoの携帯だけを使っていたのですが、
まったくもって電波が入らず・・。
図らずもワンセグが重宝しました。
あの時の経験から、DoCoMoなど3大通信業者は回避しよう、
という気になっていきました。
その当時は、WiMAXの端末はまだけっこう大きくて、
おまけにバッテリー容量も少なかったので導入には至りませんでした。
今ではWiMAXの端末はかなり薄く軽くなっています。
利用制限をしていないという点を見ても分かるように、
まだまだ、トラフィックには余裕があります。

・複数の機器と接続して、インターネットの回線を1本化できる

大抵のWiMAX端末で、8~10台の機器と接続して通信することができます。
1台WiMAXを契約するだけで、スマートフォンやパソコンなど、
持っている端末機器全部の通信をまかなうことができます。

・スマートフォンなど端末機器の電池の持ちが劇的に改善

DoCoMoの回線を使っていたときは、
夜になると電池容量が20%台を切ってかなり危うかったのですが、
WiMAXではなんと60%前後を維持しています。
SIMカードが搭載され、回線を使用しているスマートフォンは、
頻繁に自身の居場所を基地局へ通知しています。
通話のためにSIMカード(フォーマカード)を入れていますが、
DoCoMoのモバイル回線は完全に切っているので、
この基地局との通信作業が必要なくなったから
バッテリーの持ちが良くなったのでしょう。

・データ通信量の利用制限がない

DoCoMoやau、ソフトバンクなどの通信業者は、
1か月のデータ通信量の利用制限を設けています。

– DoCoMo公式サイトより –
128kbps通信に速度変更となるデータ量
以下のご利用データ量を超過した場合、
当月の通信速度が送受信時最大128kbps通信に
変更となります。
Xi総合プラン/Xiパケ・ホーダイ ライト:3GB
Xiパケ・ホーダイ フラット:7GB
128kbps通信を解除するには、
2GBごとに2,625円かかります。

– au公式サイトより –
4G LTEスマートフォンをご利用の場合…
同月内のデータ通信量が7GB (ギガバイト)
を超過した場合に、同月末まで通信速度を
最大128kbpsに制限させていただきます。
+WiMAX搭載スマートフォン及びDATA08Wをご利用の場合…
同月内のデータ通信量が5GB (ギガバイト)
を超過した場合に、同月末まで通信速度を
最大128kbpsに制限させていただきます。
当月ご利用のデータ通信量が7GB (ギガバイト)
超過後も、「エクストラオプション
(通信速度制限の廃止) 」
にお申し込みいただくことで、
速度制限なくご利用可能となります。
ただし、7GB (ギガバイト) 超過後、
2GB (ギガバイト) 毎に2,625円のオプション料金が発生します。

– ソフトバンク公式サイトより –
4G料金プランおよび4Gパケット定額サービスをご利用のお客さまについて、
毎月ご利用のデータ量が7Gバイトを超えた場合、
請求月末まで通信速度を送受信時最大128kbpsに
低速化いたします。
My SoftBankからお申し込みいただくことで
通信速度の変更なくご利用いただくことができます
(2Gバイトごとに2,625円かかります)

ということで、DoCoMoもauもソフトバンクも同じでした。

ちなみに、128kbps通信ってどのくらい遅い?
かというと・・。

Yahoo!Japanのトップページをダウンロード
→1~2分
(トップページだけ、の時間です!)
動画の視聴はまず不可能、写真の多いサイトだと5分以上かかるかも。

スマートフォンで毎日いろいろなサイトを見ていると、
7GBなんて、すぐ到達してしまうんですよね。

この速度制限が、まったくないんです、WiMAXは。

・工事、配線が不要

NTTなどの通信業者に依頼して配線工事をする必要はありません。
端末が到着した時点で、すぐに接続して使うことができます。

・月々の通信料金が安い

速度制限がないので、どれだけ利用しても、
月々同じ金額の3,770円だけで済みます。

デメリット

・光回線などの固定回線に比べると通信速度や安定性で劣る

フレッツ光やau光などの固定回線と比べると、
通信速度や回線の安定性で劣っています。
WiMAXに限らず、モバイル系の回線はみなこのような特性があります。
その分、ある程度の速い速度で、
いつでもどこでも快適にネットに接続できるという利点があります。
私がWiMAXに決めたのも、この部分が大きいです。

・バッテリーの持続時間に限りがある

WiMAX端末が小さくコンパクトになっている分、
バッテリーの容量が少なくなっています。
それでも10時間は持つので、バッテリーチャージャーを持ったり
充電器を使ってカバーすれば問題ないですね。
たいていの充電器はさくっと挿すだけ、
の簡単充電です。

・WiMAX端末を常に持ち歩かなければならない

スマートフォン一台で済んでいたところを、
もう一つ、WiMAX端末を持ち歩く必要があります。
しかし、近年WiMAXの端末も軽くスリムになってきました。
特に、私の契約した「シンセイコーポレーション製 URoad-Aero」
なんて薄くて軽くていいですよ~
シャツやジャケットの内ポケットにも余裕で入ります。
持ち歩くストレスはほとんどありません。

・利用可能エリアに注意する必要がある

郊外ではまだつながらない地域もあるようです。
地下や屋内の最奥部では、
電波の入りが弱いケースもあるようですね。
地下鉄では、横浜市営地下鉄など、
DoCoMoの電波が入らないような駅と駅のあいだでも使用できました。

以上、WiMAXのメリットとデメリットでした。

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